~目次~
1|テンプレート
2|解説
3|まとめ
カルテのテンプレート、“ICU患者”です。
以下テンプレートになります。
テンプレート
~#~
# 〇〇
# △△ と、入院病名の内、主要なものだけを記載(多くても3つくらい)
ICU Day X(ちゃんと毎日忘れず更新) Code:DNAR/DNI/Full code など
【short summary】(前駆~)発症~入院まで、更に入院後の経過をざっくりとまとめる。適宜更新。
【既往歴】
【アレルギー】
【ADL】独居/○○と同居/施設入所
要介護度:
食事:自立?どんな形態?むせ込み?、歩行: 、排泄: 。
【常用薬】再開したものに●印をつける
【active medication】
<点滴>特に抗生剤などは投与スケジュールの記載も()内に記載を
<内服など>貼付薬や外用薬なども。
【devices】CV、A-line、挿管、人工呼吸器、バルーンなど。留置開始日も()で記載。
【nighttime/daytime event】
自分の勤務帯前のイベントを簡単に記載。
~Subjective~
会話や発言、様子など。痛みは?眠れてる?動けてる?うんち出てる?などなど。
(重症患者につき多くは語れないでしょうが・・・)
~Objective~
【バイタル】RR: SpO₂: (RA/O₂/FiO₂) HR: BP: GCS/RASS: BT: (解熱薬は?)
【In-out】
Total balance:
In:飲水()+食事()+点滴()
Out:尿量()+ドレーン量()+その他(不感蒸泄、嘔吐下痢、熱傷、創部)
【身体所見】
【検査所見】
<L/D>
<画像>
<エコー> など。
【培養結果、外注検査歴】
血液培養①(採取日付):negative to date
血液培養②(採取日付):negative to date
Vit.B₁(採取日付):~~
~Assessment~
by system記載
【神経】
所見:GCSやRASS、麻痺、不穏など。
薬剤:鎮静/鎮痛薬の使用量など。
# problem毎の記載を。
【循環】
所見:血圧、HR、Lac、など。
循環補助:ECMO、IABP、IMPELLA、など。
薬剤:NAD、AVP、CCBなど。
#
【呼吸】
チューブ位置:
所見:SpO₂、呼吸音、異常呼吸、ABGなど。
レスピ/酸素投与:mode名、FiO₂、f、PEEP、Pinsp、など。
#
【腎/電解質】
・血液浄化の適応/設定:
・L/D:BUN、Cre、電解質、など。
#
【消化器/栄養】
・必要栄養量/水分量:
・栄養:製剤名、経路、栄養量、胃残など。
・所見:身体所見、L/D、など。
#
【代謝/内分泌】
・HbA1c、TSH (採取日)
・BS:
・薬剤:ステロイド、インスリン、チラーヂン、など。
#
【血液/凝固】
・L/D:Hb、Plt、PT-INR、APTT、など。
・血液製剤:赤血球、血小板、FFP、など。
・薬剤:抗血小板薬、抗凝固薬
#
【感染】
・L/D:WBC、CRP、など。
・Source control:
・抗生剤:
#
【外傷】
・受傷部位:
#
【膠原病/アレルギー】
・薬剤:ステロイド/免疫抑制薬/生物学的製剤:
・中止可能?いつまで?:
#
【】
・
・
・
【予防】
・リハビリ:オーダー済か? どれくらいリハビリ進んでいるか。
・DVT予防:
・SUP:
・VAP:
・CAUTI予防:
【Disposition】
・ICU stay、退室可:理由を超簡単に記載。
~Plan~
<To do>
<翌日以降To do>
<方針>
いつも通り、この患者さんにはこの情報いらんやろ、、、と思う項目は都度削除し、これ必要ちゃうんか!っていう項目は追加してください。
ICU患者さんの管理はERでの患者対応以上に細かな気配りが必要になり、病棟患者さん以上にsevereに対応が必要です。
病棟患者さんでは対応が遅れればその分退院日が延期し、、、程度で済んでいたものが最悪急変に繋がりかねません。
皆さんお気づきかもしれませんが、一般病棟患者さんの場合と異なる形式で記載されています。
それは、ICU患者さんは多くの問題を抱えている/生じる可能性があり、抜けがない様にby systemで記載することが重要だからです。
また以下で解説していきます。
“最新の”、“分かりやすい”、“抜けのない”、ただし“不要なことが適宜削除された”カルテを目指しましょう。
解説
解説については今後更新します。
しばしお待ちください。
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